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夜もふけたころ、めしつかいの部屋のとびらがあいて、あのみにくいこびとが入って来ました。
娘はとび起きると、こう言いました。
「はい、あなたの手ぶくろをどうぞ。ティッテリ・テューレ。ティッテリ・テューレ。
あなたの名前はティッテリ・テューレ」
それを聞いたとたん、こびとは火のようにはらを立て、ちゅうにまい上がると、きえてしまいました。
娘はその夜、初めてぐっすりとねむりました。
あくる日、王子さまと幸せなけっこん式をあげ、
ティッテリ・テューレのことを二度と聞くことはありませんでした。(おしまい)
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