「そこをなんとかお役人さま、たぬきの夫婦だけでも助けてください」 とうとう、お役人は彦兵衛の願いを聞き入れ、家や雑木林を残すことにしま した。家の軒下で、この話を聞いていた夫婦たぬきは、ほっとしたのです。 りすの親子もうれし涙を流しました。