タンチ山に、とつぜんお寺を建てることが決まりました。 そんなある日、山のふもとに住んでいる彦兵衛にも、じゃまになるから立ち退けと、 お役人からきつく言われました。「お役人さまお願いです。山をおわれてしまう、 たぬきやりすを、どうか助けてください」「なにをばかげたことをいっている」