そのころ、サゴヤシ林の中でサゴ打ちをしていたお父さんとお母さんも、 空にも水の中にも月がいるのを見て、泣きました。 そしてサゴ・デンプンを体にぬりつけて、悲しみました。 これは月のおそうしきなのです。もう月は二人の手のとどかないほど 空高くにのぼってしまったからです。 こうして、すべての人々が月の光を手に入れたのです