その夜おそくなって、おじいさんとおばあさんはいろりのそばで、仲良くすわっていました。 「笠が売れずに、何もないけれど、こうして二人元気でいられるだけでありがたい。おかゆしかないけれど、体もあたたまるし、これで年をこしましょう」 その時、ズシン、ズシンと遠くから音が聞こえてきました。