「これは採らなくっちゃ。こんなにおいしそうなんだから」と、女は思った。 彼女は、するすると木にのぼっていった。すると、男たちのどうくつが見えた。 どうくつをのぞくのは、禁じられていたが、彼女は、見たくてたまらなかった。 「男たちはこの中で、女の知らないなにかおいしいものをかくして いるんじゃないかしら」 それで、彼女は枝から身を乗り出して、どうくつの中をのぞき込んだ。