「わあーい、わあーい、あっはっはー」。 むらの子どもたちが、いつも遊ぶ山里のはずれに、 お地蔵さんが、まつられていました。 村の界のお守り地蔵なのです。そこは赤松の太い根もとに、寄り添うように立っていました。