こぞうさんが、山道を歩いていくと、道ばたにおばあさんが すわっていました。 「こぞうさん、こぞうさん、 ちょっと手をかしておくれでないか。家まで帰るのに足がいたくなって あるけなくなってしまったよ」 おばあさんは、そう言いました。