昔、ある村に姉と妹のふたりのみなしごがおりました。 姉の名前をサチュクチュク、妹をサチアルスと言いました。 二人は幼いころに、両親と死にわかれて、おじいさんの家で養われていました。 ところが、おじいさん夫婦はいじわるな人で、姉妹をかわいがりませんでした。 いつも二人を畑の小屋にやって、さるの番をさせていました。