next title back index home

人通りの中で、笠を売るじいさん、誰も見向かない。 テキスト画像3
大晦日の町は、にぎやかでしたが、だれもおじいさんの笠を買ってはくれませんでした。 「おやおや、これではおもちも買えないね。まあ、しかたない、帰ろうかね」 おじいさんは、あきらめて家に帰っていきました。