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笹に覆われた山道、かごを背負ってこわごわ歩く女たち テキスト画像2
床丹から ぽろ へ行く山道は、一本道で、一歩ふみはずすと谷へころげ落ちそうな道だった。  村の女たちは、魚を売りに、幌まで行ったそうだが、この道ではキツネにばかされることがあると、 いつもこわごわ歩いていた。