床丹から ぽろ へ行く山道は、一本道で、一歩ふみはずすと谷へころげ落ちそうな道だった。 村の女たちは、魚を売りに、幌まで行ったそうだが、この道ではキツネにばかされることがあると、 いつもこわごわ歩いていた。