追い出されたフンブは家族のために いっしょうけんめい働きましたが、 いつも貧乏でした。毎日おなかが すいたと泣く子供たちをみるにみかねて、フンブはお兄さんの家をたずねました。ノルブは 「お兄さん、家のこどもたちはおなかがすいたと泣いています。 お米を少しだけ分けてください。」 とお兄さんにお願いしました。ところが、 ノルブは 「ふん！お前たちにやる米など ひとつぶもない！さっさと帰れ！」 と怒り、フンブを追い返して しまいました。